33. クリームソーダ

こんばんは。

台風は大したこと無かったですね。

 

なので今日はウォーキングをしました!

だらっと歩いたので正確には「お散歩」かもしれませんが、「痩せたい」という気持ちを胸にだらっと歩いたので、やはり「ウォーキング」ですかね。

 

近所を「めがねびいき」のPodcastを聴きながら歩いていたのですが、快適快適。

 

こんなものを見つけました。

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真っピンクです。

場末のラブホテルですかと言われました。

言われてみれば一階建てなのに全然管理が行き届いていない少し部屋が臭いラブホテルみたいですね。

おや?

駐車場には沢山車が置いてありますね。

台風の肩すかしを食らった田舎者が鬱憤を晴らそうとピンクな嵐をハリケーンしているのでしょうか。

 

 

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そしてここ。

遠くから見ると、正面に見える「白い網の道」と手前の「草ボーボーの道」が繋がって見えたんですよね。

近づいてみるとびっくり。

めっちゃ川で渡れませんでした。

リアルRPGでした。

私はだらっと歩いてただけなのでちょっと落ち込んで引き返しました。

今度は向こう側に行ってみようと思います。

 

昔よく行ってたんだけど道変わったのかな~。

 

 

さて、今日はお友達2人と焼き鳥を食べました。

凄く仲の良い(つもりで私は接している)友人なのですが、いつも話がイマイチ盛り上がりません。

この「盛り上がらなさ」が好きなので全くの無問題なのですがね。

 

今日の焼き鳥屋さんには「クリームソーダ」がありました。

 

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このクリームソーダ、凄くノスタルジックな味がするのです。

はっきり何味か分からないんだけど「何だか懐かしい優しい味」なんです!

飲んだことないから「懐かしい」なんて表現もおかしいのですが、これを飲んだら7割くらいは「懐かしい!」と叫ぶであろう味です。

私はこの「体験したことない懐かしさ」という不思議な感覚を共有したくて、友人に半ば無理矢理注文させてしまいました。

恐らく友人も一口飲んで「体験したことない懐かしさ」を感じてくれて、もう一人の友人に一口。

友人はやはり微妙な反応でしたが、これまた半ば無理やり注文させました。

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このアイス、小さなラムネ的ツブツブとパイナップルの果実が入っています!

アイス自体は普通です。可もなく不可もなくです。

これを溶かしていくと黄色いジュースが青くなって「ひゃー!」てなります!

とろーっとしてあまーくなってビミョーーーな味がします!

 

因みに店員のお姉さんは、三つ目のクリームソーダを持ってくるときに調子に乗って

 

「美味しいですか?」

 

と聞いてきました。

 

ちょっぴり恥ずかしかったです。

 

「美味しくはないですけれど~、何だか経験したことない懐かしい不思議な味がして~、友人に共感してほしくて~。」

 

なんて言えません。

あ~恥ずかしかったな。

 

今度もう一回行こっと。

 

クリームソーダ、2杯飲んじゃったな~。

 

すっかり夏だな~。

 

[スーパーカー / クリームソーダ]

最高かよ。


SUPERCAR - cream soda at RSRFES 1999 in EZO ...

 

ピンクの卑猥な建物は保育園です。

32. 高校時代

こんばんは。

今日はご飯を食べ終わったころに友人から電話がかかってきて、近くのクソ不味いファミレスに行ってきました。

雨の中迎えに来てくれて、月9のヒロインの気持ちでした。

 

僕はインスタグラムというアプリを好んで利用しています。

簡単に言うとtwitterの画像ver.みたいなもんです。

お気に入りの写真を投稿して、仲間内で「いいね!」なんて言い合ったり、コメントしちゃったりします。

twitterのように、ハッシュタグをつけることが出来るので、同じ趣味を持つ方と知り合うことなんかも出来るのです。

 

そんなインスタグラムで私は二か月程前にある女子高生と知り合いました。

彼女はアイドルが好きみたいで、私をフォローしてくれたというわけです。

特別可愛いわけでもない、普通の女子高生です。

そんな彼女は、校則が緩いのか学校生活の写真をバシバシ投稿します。

 

お昼休みのウェイ。

 

放課後のウェイ。

 

廊下でのウェイ。

 

文化祭のウェイ。

 

彼女の日常はウェイに満ちており、見てるこちら側も何だか微笑ましく明るい気持ちになれます。

 

そんな調子で見ているもんですから、最近の私の心はすっかり女子高生のそれであります。

先週セブンイレブンにて女子高生の「アンパンを食べてウェイしている」投稿を見た私は、無意識のうちに陳列されたアンパンを手に取りお会計してしまいました。

私は家に帰り、一人でアンパンでウェイしたのです。

 

そんな女子高生ですが、最近は体育祭関連の投稿が目立ちます。

今日はトイレの鏡で黄色いハチマキまいて友人4人とウェイしてる投稿がありました。

練習でハチマキは使わないでしょうから、恐らくもうそろそろ本番なのでしょうね。

 

なんだか私もそわそわしてきました。

 

と同時に、いつも明るくウェイしている彼女に少し不信感を抱くようになりました。

 

私も高校時代、体育祭を経験しました。

私の学校は体育祭じゃなくて運動会といいます。

学年集会で「なぜ運動会なのか」を説明していましたが、大した理由ではなかったので忘れてしまいました。

 

運動会に力を入れる学校で、競技の練習や、行進の練習も沢山やります。

3年生にもなると、全員が何らかの係につかされます。

人前に立って指示するキラキラした係もあれば、裏方で誰にでもできるドブのような係もありました。

 

キラキラ係は、後輩から「○○センパイっ!」と声をかけられたり(多分)します。

どこの学校でもそうでしょうが、そういう役職にはイケてる子が就きます。

校内カースト上位に食い込むウェイ系の子たちです。

 

勿論私はドブ側の人間でしたので、会計をやっていました。

皆がお外で練習している時に、冷房の効いた部屋で外を眺めていました。

 

運動会への貢献度で言うとドブ系はキラキラ系の足元にも及びませんし、そういうリーダーシップを必要とする仕事はとてもじゃないですが私には務まりませんので、「凄いな~」と思いながら見ていました。

皮肉に聞こえるかもしれませんが、ドブ系の私にもキラキラ系の友人はいましたので、「馬鹿じゃないの」と思ったりしたことはありませんでした。

人生そういう祭りごとには積極的に参加した方が楽しくなるはずですので、今は少し後悔しているくらいです。

 

 

それは嘘です。

 

 

敵だとは思いませんでしたが、やはりドブ系の人間はキラキラ系の人間よりは同じ臭いのする仲間を好むので、次第に先ほどの女子高生が憎くなってきたのです。

 

そういえば私はトイレでウェイするようなキラキラ系は好きではなかったな。

 

廊下でウェイするなんてドブ系男子はどう思っているんだ。

 

そういえばあの時私はそんなにアンパン食べたくなかったな。

 

 

そんなことを思いながら再びインスタグラムを見てみると。

女子高生は仲間に体育祭への想いをつづった手紙を書いていました。

 

 

女子高生。

本番でキラキラしながらウェイできるといいな。

憧れのあの子と写真撮ったりするんだろうな。

 

 

 

 

ドブ系男子は隅っこで「ねえねえ、あの人おっぱい大きくない?」って盛り上がるといいな。

 

 

今日は名曲

短いけど。


時代 -ライヴ2010~11- (東京国際フォーラムAより) - YouTube

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31. 歯医者

 

こんばんは。

私はドイツが勝つと信じてテレビを消しました。

 

今日は歯医者に行きました。

定期健診です。

歯は唯一僕の身体で偏差値50以上の性能を誇るパーツなので、大切にしています。

 

twitterでも書いたのですが、私は今日歯医者でいいことをしました。

一日一善を心がけていますので、今日は歯医者でそれを発揮したわけであります。

 

午後の診察が始まる15:00に駆け込みました。

すると既に一人のおばあちゃんが。

とは言えとは言え椅子は3台ありますので、おばあちゃんと私は同時に呼ばれます。

待合室は裸足なのですが、出るときにはスリッパを履くのです。

 

ササッ。スッ。

 

「まー!ありがとー!」とおばあちゃん。

 

すかさず私は「え、こんなことで喜んでもらえるんだ」とでも言いだしそうな表情を浮かべ。

 

「あ、いえ。」

 

 

どうです。

 

 

その後、いつも通りマスクマジックにかけられ可愛さ倍増の衛生士のお姉さんにお口を綺麗にしてもらいました。

 

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(※画像はイメージです)

 

いつも右肘にお姉さんの太ももが当たるのですが、もう三回目にもなるので僕の右肘は完全にお姉さんの太ももです。

ガメラみたいなもんです。

お姉さんがお風呂で太ももを洗っている時、僕の右肘もなんだかこそばゆくなります。

 

 

どうです。

 

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あれはガメラ3だったかな~。

ガメラが傷つくと女の子も傷つくやつ。

 

にしても今日もいい記事が書けたなあ。

 


Fine On The Outside / プリシラ・アーン スタジオジブリ映画『思い出の ...

 

歌詞があまりにも原作通りなので、今回の為に書き下ろしたのだとばかり思っていましたが、なんと9年前に作った曲だそうです。

運命ですね。素敵な曲です。

30. ラーメンとアイスコーヒーとサラリーマン

こんにちは。

 

昨日は「ネット」の繋がりが「リアル」な繋がりになった一日でした。

凄く楽しかったのです。

「ネット」の繋がりより「リアル」な繋がりの方が、深田恭子であり長谷川京子であり小泉今日子なので、これからも「ネット」の繋がりを「リアル」な繋がりにしていきたいなと思います。

 

昨日は映画を観終った後、一人でラーメンを食べに行きました。

一人でラーメンを食べる人はちょっと野蛮なイメージがあって避けていたのですが、勇気を出しました。

因みに私は「一人でフレンチを食べることが出来る『お洒落野郎』」ですよ。

ふふ。

 

ラーメンを頼みました。

「あ、そんなに美味しくないな。」

と思ったんですけど、隣のサラリーマンはズルズルと美味しそうに食べていました。

なんとなーく

 

「おいしー。」

 

とつぶやいてみました。

 

「おいしーおいしー。」

 

って呟いてみました。

 

すると隣のサラリーマンがこちらを向いて

 

「そうです?」

 

とつぶやきました。

 

「全然美味しくねーよバカ」

 

と思いましたが、

 

「どうですかね」

 

と答えました。

あのサラリーマンは「お腹が満たされさえすれば何でもいい」タイプの人でした。

 

帰りにセブンイレブンのコーヒー(アイス)を買って電車に乗りました。

ラーメン後のコーヒーはなんだか凄く気持ち悪くて電車の中で後悔後悔。

アイスコーヒーなのでカップの周りに水滴が。

その水滴が横に立ってたサラリーマンの靴に落ちていましたが、無視しました。

悪いことをしましたね。

 

 

話は変わりますが。

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母が「コンビニに売ってる120円くらいのコーヒーの透明の蓋を外して、中蓋を破って、氷を入れて、更に冷蔵庫のコーヒーを継ぎ足して」飲むことを知りました。

 

ちょっと引きました。

 

 

 

 この世の中で6番目くらいにどうでもいいことを書いた気がします。

 

 

29. 世界の中心に立つ女と口パクの人

こんにちは。

 

ブラジルvsチリを見て何故サッカーが世界でこんなに人気なのかわかった気がしました。

最後まで興奮しっぱなしの素晴らしい試合でした。

 

さて。

昨日は母とスーパーに行きました。

と言うのも、朝からどうしてもアジを食べたくて、母に「夕飯はアジにしよう。」と持ちかけたところ、母も納得して「じゃあスーパーに行こう!」となったのです。

「いいアジ」を求めてちょっぴり遠いスーパーへと車を走らせる私達。

一目散に鮮魚コーナーに向かいます。

 

が。

 

アジが無い。

 

こんなことありますか。

アジと言えばマグロに次いで「日本人が消費する魚」ランキング2位ですよ。

家庭料理においてはマグロより幅を利かせているのではないでしょうか。

そのアジが無い。

そんなはずはない、鮮魚コーナー奥で華麗に魚をさばくおじさんに尋ねます。

 

僕「すみません、アジありませんか!」

 

魚「悪いね~。今日は無いのよ。」

 

母「えー!今日に限って!?!?」

 

魚「そうそう、今日に限って!」

 

「え~」と落ち込む2人。

 

しかしこの

 

「今日に限って」

 

がじわじわと私を襲います。

 

「今日に限って」

「私がアジを欲している今日に限って」

「昨日はあった。恐らく明日はあるだろう。しかし今日に限って。」

 

なんという自分本位な言葉。

 

「今日に限って」は私の頭の中をグルグルグルグルと回ります。

母は「私の向かうところにはアジが用意されていて当たり前。」くらいに思っているのではないのでしょうか。

「私は世界の中心、アジの方から寄ってこんかい。今までそうだった。どこのスーパーに行ってもアジはそこにいた。なのに今日に限って。どうした世界。」

「今日に限って!?」に母はそれだけの想いを乗せたのでしょう。

私にはそう思えました。

 

そう思うと私は帰りの車内、母の目を見ることが出来ませんでした。

私の口はアジを欲していましたが、その日はサバになりました。

私は実は一昨日友人と博多でサバを食べていました。

私の方こそ「今日に限って!?」でしたが、世界の中心に立つ母にはとても文句は言えませんでした。

 

 

 

話は変わりますが、金曜日はMステを見ました。

「有名人が選ぶ応援ソング」というめちゃめちゃつまんない企画だったのですが、その「有名人が選ぶ応援ソング」の一つに「栄光の架け橋」があったのです。

いくーつもーのー ってやつです。

この「栄光の架け橋」、高校三年生の文化祭で学年で歌った曲なのです。

懐かしむと共に、あることを思い出したのです。

 

 

 更に続きを思い出しまして。

 

合唱に関しては、そんなにやる気ないわけでもない、あるわけでもない、そんな気持ちで学生時代は臨んでいたのです。

一応ちゃんと歌おう、そのくらいの気持ちです。

いい感じですよね。

 

勿論文化祭も何度も何度も練習がありました。

ちょっと面倒だったのは確かですが、係の人もがんばってるし、ちゃんとやっていました。

 

本番も一生懸命に頑張りました。

しかし終了後、「とーば君全然声出さないよね」と笑いながら言われたのです。

脳内は完全に「何言ってんのこいつ」でしたが、よくよく考えると「あれ。声だしてないかも。」と。

「あれあれ。今思えば練習から一生懸命口パクパクさせてただけかも。」

完全に声出してなかったことが分かったものの、「そうなんよね。」なんて口が裂けても言えません。

 

悩んだ挙句、「大きすぎて聞こえなかったんじゃない?」とちょっと頭おかしい人になってその場をやり過ごしたのでした。

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コロンビア戦で映った美人さんが、予備校時代のアイドルにそっくりで興奮しました。

彼女、コロンビアとのハーフらしいですね。

 

 

 

28. 血に縛られた無農薬乙女と口パクの人

こんばんは。

 

今日は電車に乗りました。

私が乗る福北ゆたか線は、2両編成の綺麗な電車です。

クロスシートもあったりします。

1両の時もありますし4両の時もあります。

僕が乗るときは基本的に2両です。

 

何でこんなに両編成の話をしているかと言うと、今日は電車の中で出会った変な人の話をしようと思っているからです。

 

いや、そんなに両編成は関係なかったです。

 

お昼過ぎに博多に向かおうと地元の駅から電車に乗りました。

電車内感じはちょうどいい感じ。

丁度いい感じってのはつまり「席が2つ3つ空いていて、自分が座る席を少なからず選択できる」感じ。

因みにガラガラなのは「めっちゃいい感じ」です。

 

でね、私は25,6くらいの若いサラリーマンと、50歳くらいの「サービス業かな。土日は忙しくて平日お休みかな。映画でも見に行くのかな」って感じのおじさんの間の席に座りました。

本当は「ちょっと可愛らしい女子高生の隣に座る権利」を持ってたんですけど、前日に冤罪のニュースを見た私はその権利を一緒に乗った35歳くらいのメガネ小僧に譲りました。

 

私は最近ハマっている「三十代あずましくない乙女たち」のPodcastを聴きはじめました。

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http://azoto.crap.jp/

面白いですよ。是非聞いてみてください。

そしてあっという間にお隣の駅に着きました。

ドアからは80超えてるんじゃないかという随分と腰の曲がったおばあさんが乗り込んできました。

「席譲る速さ選手権関東ベスト8、でも出来ればそういう人は乗ってきてほしくない熱い気持ち選手権関東ベスト4」の僕(現在は福岡住)は、例によって例のごとくササっと席を譲りました。

譲ろうかどうか迷う周囲の人間に凄まじい優越感を感じながら一瞬で譲りました。

でも「出来ればそういう人は乗ってきてほしくない熱い気持ち選手権関東ベスト4」なので、「やっぱり座りたいな~。」とずっと思ってました。

 

なのでなので。

もしかしたら席が空いているのでは?と思い、私は隣の車両に移動したのです。

するとどうでしょう。

赤ちゃんを膝の上に抱える30くらいの亜麻色の髪の乙女の隣に一席空いていたのです。

 

この亜麻色の髪の乙女こそ、変な人。

「血に縛られた無農薬乙女」なのです。

 

この亜麻色の髪の乙女(以下、島谷)はソロではありませんでした。

友人と思われる若いママ(同じく赤ちゃん膝の上)とペアでの乗車です。

二人はママトークをするでもなく、しようもない血液トークを始めました。

所謂「◎型の人ってアタシ無理ー!」とかってやつです。

初対面の人間とのきっかけ作りならまだしも、この血液トークを本題にしようとする女性が私は物凄く嫌いなのですが、島谷は私の予想を遥かに超える血に縛られた女だったのです。

 

 

島「私はさ、ほら、AかOの人としか仲良くなれない人じゃん?」

女「そうだっけー!??」

島「そうだよー!ABとかBってだけでもうムリムリ!」

女「何それそんな変わんないって(笑)」

島「いやほんとなんだって、もうアレルギーみたいなもんなんだって」

女「いやでもパッと見じゃわかんないじゃん笑」

島「そう来ると思った。でもなんとなく分かるんだよね。顔で血液型」

女「ほんとに~?」(もうここら辺でペアの女は全然興味ない感じ)

島「じゃあさじゃあさ、この中の人でABかBの人当ててあげる」

女「え~いいよ~(笑)」

島→女「コソコソ」

 

そうです。

恐らく、島谷は私を「ABかB」の男だと予想したのです。

 

しかしそれを確認するでもなく島谷と女は全く血の話をやめ、子供の話を始めたのです。

 

島「私さ、この子に無農薬の物しか食べさせたくなくって。」

女「そうなんだ。でも高いしさ、そんなに売ってないでしょ無農薬の野菜なんて。」

島「う~ん。でも何とか頑張ってる。砂糖もあんまり食べさせたくないんだ~。」

女「気にし過ぎだって~。」

島「そうかな~。」

 

その話が出てきて気づいたのですが、島谷の赤ちゃんは結構痩せていたのです。

無農薬無砂糖に縛られ過ぎてちゃんと栄養取れてないんじゃないのと急に心配になりだしました。

どうやら女も同じことを感じているようで、さりげなくアドバイスを送るのです。

 

女「でも体格は違うとはいえさ、私達だって農薬使ってる野菜食べるし、砂糖も食べるでしょ?変に意識した方が栄養のバランス悪くなっちゃうよ?」

島「でもな~。」

女「まあユウの自由だけどね。」

 

この言葉で島谷(ユウ)と女の友情がそこそこ浅いことを知った頃、博多駅に到着。

ドアから降りるその時。

 

島「あ!すみません!あの、血液型教えてもらえませんか!?」

 

!!!!!!!!!!

 

 

私「あ、Aですね。」

 

 

島「あ、なるほど。ありがとうございます。」

 

本当はB型ですが、私はこの30分で物凄く島谷のことを嫌いになったので嘘をつきました。

これで少しは島谷も血の束縛から解放されるんじゃないか。

嘘は私の優しさでもあったのです。

 

満足げにホームの階段を下りる私。

背後からかすかに声が聞こえました。

 

 

 

 

 

島「あんまり外さないんだけどな。本当はABとかBなのに話盗み聞きして嘘ついてたりしてね。」

 

 

 

女「そんな嘘つく意味ないでしょ。そんなんどんだけ性格悪いんだよ(笑)」

 

 

 

 

 

おしまい。

 

 

今日のBGM


大橋トリオ / HONEY - YouTube

 

結婚したくなった。

 

口パクの話も書こうと思いましたがなんとなく面倒なので明後日にでも書こうかな。

 

島谷と女の話は標準語に変換しています。

27. OLとトムクルーズ

 

OLは腰のあたりで小さく手を振りました。

 

「ごめん。待った?どこ行く!?」

 

「ごめん。待った?」と言う割には返答の時間を全く与えず、内心「30分は待ったな~。」と思いつつも「いえ、どこ行きましょうか!」と満面の笑みで答えました。

 

JR博多駅

午前7時30分

OLは濃紺のスキニーパンツに真っ白なブラウス。

ほんのり夏の香りがする、澄んだ青空でした。

多分、32くらい。

香水じゃなくて柔軟剤タイプ。

 

私とOLの出会いはtwitter。「花子とアン」を通して知り合いました。

所謂朝ドラオタクである彼女は、原作や関連本を読むのは勿論、主な出演者のリサーチ、NHKの特集雑誌のチェックなど朝ドラを楽しむことに関しては努力を惜しみません。

そんな「趣味に深く没頭できる」彼女が「お話しましょう!」と話を持ちかけてくれたので、その熱を直に感じてみたいと思ったわけです。

集合時間が7時と異常に早いことが気がかりでしたが、どこか行きたい場所があるのだろうと、不安と期待を胸に博多に向かいました。

 

待つこと30分。

「もしかしてドタキャン。。。」なんてことも考えていたその時、小走りでやってきた長身のOL。

集合時間7時30分だったっけなと思わせるほど悪気のない笑顔に「自分は小さい男だな」とさえ感じてしまいました。(因みに私は「ゆったりした男」ですので1,2時間の遅刻では怒りません。)

 

「どこ行く!?」と目を輝かせるOLに「(どこかお店空いてるかしら。そもそもどこに行こうと思ってこの時間に。)スタバ行きましょ!多分開いてると思います!」と提案すると、彼女は「うんそうしよう!」と意気揚揚と歩き出しました。

 

コーヒーを頼み席に着くと彼女はそこそこ大きな声で「ふふふ。」と微笑み、一冊のノートを取り出しました。

表紙には「花子とアン」と表記されています。

なんと、彼女は「朝ドラノート」なるものを作成し、その日の放送分の感想や出演者の衣装チェック、更には改善点まで事細かに記しているのです。

 

なんという熱意!!

私は気づけばOLの世界に入り込んでおり、彼女の分析にうっとり。

「『カーネーション』(今再放送でやってる)と並べて見ると感じるんだけど、『花子とアン』は今昭和何年の話してるのか分かんないからそこがちょっとウズウズするんだよね。ほら、戦争の流れとか読みづらいじゃん?」

熱弁を振るうOL、素敵。

私も一緒に流れ読みたい。その流れ読みたい。

気づけば11時。コーヒー4杯目。ノート2冊目。

お姉さん満足げ。

 

場所を移しランチ。

お肉を頬張る。

OLは「食べる前に写真撮る男の人はちょっとね~」と言いました。

僕は本当はたまに撮りますが「気に入られたいな~」という下心が物凄くあったので、「そうですよね~。」と言いました。

 

ランチ2000円したんですけどOL奢ってくれました。

なんと!全然払うつもりでしたのになんと!

「ごめんね今日集合遅れたからね。」

思わず「待った甲斐あった~!!」

とこぼしちゃった僕にOLは優しい笑みを投げかけてくれました。

ふふ。

 

そのあと色々回ったんですけど書くのがちょっと面倒になってきたのでここら辺で止めます。

OLとはいい友達になれそうです。

 

 

今日はトムクルーズ見てきました。

こういうのは始発で待機するのが一番本番を楽しめるんだろうな~。

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真ん中のネイビーがトムです。

流石に興奮して、隣のはげた60くらいのおじさんとめちゃめちゃ手振りました。

前の18くらいの女の子が「トムクルーズって誰なの?」って言ってたんですけど、18年間「トムクルーズ」という単語を回避して生きることってできるんだと驚きました。

でも30秒後、女の子は電話で

 

「おかあさーん!!今ユイ何しようと思う?トムクルーズ見よーん!!!!」

 

と言っていました。

女の子は凄く嬉しそうでした。

トムクルーズは凄いな。