32. 高校時代

こんばんは。

今日はご飯を食べ終わったころに友人から電話がかかってきて、近くのクソ不味いファミレスに行ってきました。

雨の中迎えに来てくれて、月9のヒロインの気持ちでした。

 

僕はインスタグラムというアプリを好んで利用しています。

簡単に言うとtwitterの画像ver.みたいなもんです。

お気に入りの写真を投稿して、仲間内で「いいね!」なんて言い合ったり、コメントしちゃったりします。

twitterのように、ハッシュタグをつけることが出来るので、同じ趣味を持つ方と知り合うことなんかも出来るのです。

 

そんなインスタグラムで私は二か月程前にある女子高生と知り合いました。

彼女はアイドルが好きみたいで、私をフォローしてくれたというわけです。

特別可愛いわけでもない、普通の女子高生です。

そんな彼女は、校則が緩いのか学校生活の写真をバシバシ投稿します。

 

お昼休みのウェイ。

 

放課後のウェイ。

 

廊下でのウェイ。

 

文化祭のウェイ。

 

彼女の日常はウェイに満ちており、見てるこちら側も何だか微笑ましく明るい気持ちになれます。

 

そんな調子で見ているもんですから、最近の私の心はすっかり女子高生のそれであります。

先週セブンイレブンにて女子高生の「アンパンを食べてウェイしている」投稿を見た私は、無意識のうちに陳列されたアンパンを手に取りお会計してしまいました。

私は家に帰り、一人でアンパンでウェイしたのです。

 

そんな女子高生ですが、最近は体育祭関連の投稿が目立ちます。

今日はトイレの鏡で黄色いハチマキまいて友人4人とウェイしてる投稿がありました。

練習でハチマキは使わないでしょうから、恐らくもうそろそろ本番なのでしょうね。

 

なんだか私もそわそわしてきました。

 

と同時に、いつも明るくウェイしている彼女に少し不信感を抱くようになりました。

 

私も高校時代、体育祭を経験しました。

私の学校は体育祭じゃなくて運動会といいます。

学年集会で「なぜ運動会なのか」を説明していましたが、大した理由ではなかったので忘れてしまいました。

 

運動会に力を入れる学校で、競技の練習や、行進の練習も沢山やります。

3年生にもなると、全員が何らかの係につかされます。

人前に立って指示するキラキラした係もあれば、裏方で誰にでもできるドブのような係もありました。

 

キラキラ係は、後輩から「○○センパイっ!」と声をかけられたり(多分)します。

どこの学校でもそうでしょうが、そういう役職にはイケてる子が就きます。

校内カースト上位に食い込むウェイ系の子たちです。

 

勿論私はドブ側の人間でしたので、会計をやっていました。

皆がお外で練習している時に、冷房の効いた部屋で外を眺めていました。

 

運動会への貢献度で言うとドブ系はキラキラ系の足元にも及びませんし、そういうリーダーシップを必要とする仕事はとてもじゃないですが私には務まりませんので、「凄いな~」と思いながら見ていました。

皮肉に聞こえるかもしれませんが、ドブ系の私にもキラキラ系の友人はいましたので、「馬鹿じゃないの」と思ったりしたことはありませんでした。

人生そういう祭りごとには積極的に参加した方が楽しくなるはずですので、今は少し後悔しているくらいです。

 

 

それは嘘です。

 

 

敵だとは思いませんでしたが、やはりドブ系の人間はキラキラ系の人間よりは同じ臭いのする仲間を好むので、次第に先ほどの女子高生が憎くなってきたのです。

 

そういえば私はトイレでウェイするようなキラキラ系は好きではなかったな。

 

廊下でウェイするなんてドブ系男子はどう思っているんだ。

 

そういえばあの時私はそんなにアンパン食べたくなかったな。

 

 

そんなことを思いながら再びインスタグラムを見てみると。

女子高生は仲間に体育祭への想いをつづった手紙を書いていました。

 

 

女子高生。

本番でキラキラしながらウェイできるといいな。

憧れのあの子と写真撮ったりするんだろうな。

 

 

 

 

ドブ系男子は隅っこで「ねえねえ、あの人おっぱい大きくない?」って盛り上がるといいな。

 

 

今日は名曲

短いけど。


時代 -ライヴ2010~11- (東京国際フォーラムAより) - YouTube

f:id:ann0828:20140707024447p:plain