57. レイトショー
こんばんは。
去年の11月頃から、車で40分くらいのイオンにレイトショーを観に行くようになりました。
一般1300円なんですよね、その映画館のレイトショーは。
普通に観たら1800円。
今日で6回目なんですけど、おじさんが多いんですレイトショーには。
おじさん。どんなおじさんかというと、60くらいのちょっと小汚い感じのおじさんです。
大きめのチノパンにノーブランドの運動靴、ジャンパー。ひげは生えっぱなしでキャップ被ってる。
勿論みんながみんな(という程人数いないけど)そうではないけれど、イメージはそんな感じ。
1800円はちょっと高いけど1300円なら観ようかなって感じのおじさんたち。
で、今日は真ん中辺りの列に座って、3つ隣くらいにおじさんが座ってて。
僕はコロッケ食べてるんですね。それとCCレモン。
こっちを見てるんです。明らかに見てる。
僕も気になるから右手に置いてるCCレモンに手をかけるついでにチラッとおじさんを見るんです。
するとおじさんは正面を向くんですけど、そんな感じでちょっと映画に集中できなくて、席移ろうかなと思ったんです。
それで左の席に置いてた荷物に手をかけると、「あ、ごめんいいよ俺が移る」って。
勿論声の主はおじさんです。
おじさんは始まって5分くらい経って入ってきたから、既に暗くなってて僕がその列にいるの分かんなくてそこに座ったんですよね、多分。
で、いざ始まると隣に人がいて映画館で売ってるわけないコロッケ食べてるから気になってチラチラ見ちゃったと。
多分その映画見てるの僕とおじさんだけだったんで、「あ、ごめんいいよ俺が移る」って声出したんでしょう。
僕も「あ、申し訳ないな」となんかおじさんを煙たがってると思われちゃったなと罪悪感を感じたんですけど、一瞬でその罪悪感は吹き飛ぶ。
おじさんは手にお寿司を持ってた。
参考画像
もう思わず「うわ...」って声出ちゃって。
引いてるとかではなく、「みんなそうなんだ。だから見てたんだ。」って。
今日の映画は20:40スタートだったんですよ。
分かりますよね笑
映画館の食べ物って高いじゃないですか。飲み物も。
たまに見るならそれも映画代としちゃうとこですけど、そこそこ頻繁に映画見る人間にとっては出来れば抑えたいです、飲食代は。
でも何か飲んだり食べたりしたい。
そこでですよ。
スーパーで買い物する人は分かると思うんですけど、この時間になったらお惣菜が安くなってるんですよ。
僕は20%引きのコロッケを買って。
おじさんは半額(僕も迷ったから間違いない)のお寿司買って。
僕はCCレモン買って。
おじさんは綾鷹買って。
多分おじさんはすぐ分かったんでしょう。
「こいつ総菜コーナーでコロッケ買ってきてる。」
仲間だと思われたんでしょうね、僕は思いましたもん仲間だと。
その場は会釈して終わって、おじさんは一つ前の列に移動しました。
ただもうなんだか運命共同体ですよ。
ポップコーンでもチュロスでもなくてコロッケとお寿司ですからね。
ただお寿司は流石にアウトだと思いますね。
僕は主食には手を出したことないです。
おかずだけって決めてます。
でもなんかちょっと面白い雰囲気でした。
近々公開。いつ見ようかしら。