25. お引越し
こんばんは。
派遣の会社に登録し、先日お引越しのアルバイトに行ってきました。
THE 文化系の私にはとてもじゃないけど向いてるお仕事とは言えませんが、何事も経験です。意を決して集合場所であるお客様のご自宅に向かいました。
するとそこには既に梱包作業に取り掛かっている数名の社員さん達が。
テキパキと梱包作業を行う若い社員さん。
そんな私から見れば十分すぎるテキパキ作業に更に「テキパキやれやテキパキ!」と檄を飛ばす中年の社員さん。
予想通りの状況に予想通り憂欝になりましたがここまで来たからには引き下がれません。
挨拶を済ませ私も作業に当たります。
素人の私には比較的簡単な本や靴などの梱包が割り振られました。
初めに若い社員さんがテキパキと梱包方法を教えてくださり、真似をしながら梱包。
OKが出たら当然私一人で作業です。
中年社員の目つきが怖い。
典型的な「派遣とか足手まといでしかないわ」の表情です。
こいつちょっとでも油断したら即座に怒鳴りに来る構えやと察した私は黙々と作業を行いました。
「いつも心に余裕を持とう」をモットーに生活をしている私ですが、この時ばかりはひたすら作業に打ち込んだのです。
数時間後、中年社員が「おい、その辺で止めて飯食うぞ」と優しく声をかけてくれました。
何だ優しいやつじゃんと中年とご飯。
中年は言うのです。
「初めはめっちゃ大人しいオタクみたいなやつが来たかと思ったけど結構頑張るなお前。」
正直に「いや、めっちゃ大人しいですしオタクですけどめっちゃ頑張ってますね。」
と返すと、高笑いし「まあ午後もがんばれや!(笑)」とタバコを吸いに行きました。
午後も自分でも引くくらいめちゃめちゃ頑張って無事業務を終え、社員さんたちに挨拶を済まして帰宅。
お風呂に入り、気づけばベッドで爆睡。
そして次の日の朝。
スマホを見るとなんと11件の着信。
しかも知らない番号。
かけてみると出ました、中年。
「おう!起きたか!今日暇か!?仕事あるんだけど!」
愕然としました。
ただ怒られたくない一心でがむしゃらに働いただけ。
まさかこんな風に評価を受けるとは。
ただ昨日は明らかに限界値を超えた頑張りをしたし、トータルで見たら中年怖いしもう一緒に働きたくありません。
寧ろ「今日一日だけなんだから頑張ろう」のつもりで必死に働きましたし。
私は死ぬほど丁寧にお詫びをし、「親戚の葬儀が。。。」と親戚を脳内で抹殺し、なんとか中年の誘いを断りました。
「ほんとはアイドルのライブだろ~(ニヤニヤ」としょーもない返しをしてくる中年。
決死の努力によりなんとか回避できました。
もう二度と中年と会うことは無いでしょう。
そんな派遣引っ越しアルバイトでした。
引っ越しだけじゃなくて色々お仕事あるみたいなので他で頑張ります。
関係ないのですが先日マリメッコに行って生地を買ってきました。
久しぶりに針仕事をしました。
夏に向けて、明るいステテコを。
久しぶりに教室に行って外郎も作りました。青梅です。
7月、ジブリ『思い出のマーニー』公開ですね。
予告が凄く素敵だったので原作を読んで予習しておこうと思います。
図書館に行って思い出のマーニー探してたら、横にバクシーシ山下監督の本があって驚きましたとさ。